ツールドフランス2014 第十二ステージ ブール=アン=ブレス~サン=テティエンヌ 185.5km [2014]
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コース概要
39.5kmで早めの中間スプリントポイントを越えたあと、
軽めのアップダウンと曲りくねった道が連続。
大逃げにも向いているし、スプリンターも今ステージの
4峠くらいなら(3級2つ、4級2つ)、
それほど苦もなく乗り越えられるだろう。
ちなみに翌日から難関山頂フィニッシュ2連戦で、
マイヨ・ジョーヌ争いたちは静かに体力温存に努めたいところ。
ただし全てはレース展開次第!
なにしろこの日を逃すと、残された純粋な
スプリントチャンスは3回しか残されていない。
マイヨ・ヴェール争いのポイントや区間勝利の数などで、
レース展開は変わってくるだろう。
最後の4級グラモン峠を上り詰めたら、
ラスト21.5kmは大部分が下り基調。
ただしスプリント時の最終ストレート(1500m)は、
ほんの微妙な上り坂だ。これがどう影響するかも
今回の見所かも。
高低差図
レース概要
休養日明けから夏らしいお天気に恵まれているツール一行だが、
3日後の日曜日からは再び下り坂の予報。
ちなみに翌日からは、大バトルが繰り広げられるであろう、
アルプス山頂フィニッシュ2連戦が控えている。
だから本当に今日こそは、誰もが本物の「移動ステージ」を待ち望んでいるはず。
幸いにも、前日の「移動ステージ」を破壊したキャノンデールは、
攻撃的戦術を引っ込めた。代わりにこの日の主役はジャイアント・シマノ。
彼らがプロトンの制御権を握った。
スタートから10km地点でセバスティアン・ラングフェルド、
グレゴリー・ラスト、サイモン・クラーク、ダヴィド・デラクルス、
フロリアン・ヴァションが飛び出すと、すぐに背後で列車を作り上げた。
レースは進み、ゴール前95kmだった。
逃げ切りのわずかな可能性に賭けて、
勇んでペダルを回す前方集団に、アクシデントが発生。
下り右カーブで、ダヴィド・デラクルスが右肩から地面に落下。
すぐ前を走るラングフェルドも巻き込まれ、アスファルトに滑り落ちた。
山岳ポイントを少しでも稼ぎたいと願っていたダヴィド・デラクルスは、
鎖骨を骨折して即時リアイアを余儀なくされた。
ラングフェルドはすぐに立ち上がり、どうにか先を続けた。
そして、ゴール前。
日中おとなしくしていたマイヨ・ヴェールのP.サガンは、
軽く上り気味のロングストレートで全力を爆発させたが、
またしても2番目の位置でこのステージを終えた。
今大会4度目の2位だった。
そして最後に笑ったのはアレクサンドル・クリストフ、27歳。
この春のミラノ~サンレモ優勝で一躍トップライダーの仲間入りを
果たしたノルウェー人が、初めてのツール区間勝利!
A.クリストフ
ステージ序盤から黙々と働いてきたジャイアント・シマノは、
デゲンコルブの13位で1日を終えた。
積極策が再び不発に終わったユーロップカーは、
コカールの7位が最高順位だった。
第9ステージに大逃げでマイヨ・ジョーヌ、第11ステージには
最終盤のアタックで区間勝利と、フランス自転車界を大興奮させた
トニー・ギャロパンは、さすがに疲労には勝てず5分45秒遅れでゴール。
総合5位から20位へと大きく後退した。
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ハイライト動画
2014-07-19 21:01
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